プロの作画から学ぶ超マンガデッサン 男子キャラデザインの現場から
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著者:林晃(Go office)、九分くりん、森田和明
ISBN:9784798615387
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出版年月日:2017/9/30
判型・ページ数:B5変
「紙と鉛筆」、古くは「半紙と筆」や「洞窟の壁と炭」の時代もあった「作画」の営みは、タブレットを用いたデジタルの時代になった現在でも、「手で描く」ことの基本は変わりません。
本書は、男子キャラのデザイン、体の構造、動きの作画のポイントを、見逃すことなく「紙上コマ送り」で徹底解説します。作画は、アニメのキャラデザイナー、作画監督、イラストレーターとして、第一線で20年にわたって活躍している森田和明氏です。
第1章ではキャラデザ、第2章では体の構造を学ぶハダカデッサン、そして第3章では動きの作画を学びますが、重要なことは、森田プロがどこに気を使って描いているか、何を大切にしているか、絵に対する姿勢や線に対する意識を、刻一刻と変化する本書の画面から見て学び取ってください。
「自分流のキャラ」「自分流の描き方・描き進め方」など、そうした「現在」から「もっとすごい自分流」への飛躍の糧に、本書を有効に利用していただければ幸いです。
※2005年刊行の『スーパーマンガデッサン』(林晃・森田和明・松本剛彦 著/グラフィック社)で初めて「マンガデッサン」という言葉が使われ、かつ定義づけられた。
目次
はじめに
本書のねらい
第1 章 キャラクターデザイン
● メインキャラのデザイン
顔のデザイン
全身のデザイン
表情を描く
● いろいろなキャラのデザイン
少年
老人キャラ
おっさんふうキャラ
第2 章 カラダを学ぶ
胴体を描く
頭・首・胴体のつながりを学ぶ
胴体と脇・腕を学ぶ
胴体上面部の作画から学ぶ
仁王立ち:全身前面の作画
足を描く
胴体背面の作画
第3 章 動きを描く
イスに座る
イスに座って、首を小さく動かしてみよう
イスに座って、首を大きく動かしてみよう
歩く
蹴る
刀を振り下ろす
キメポーズ ⑴ ラフ案の作画
キメポーズ ⑵ 決定案の作画