「ヴェルサーチ」をはじめとしたイタリアの著名ブランドを手掛ける2人のデザイナーが、ジュエリーデザインの基本を解説！
日本ではジュエリーに関する本格的な解説書が多くはありません。そんな中、プロのデザイナーが手掛ける美しいデザイン画を豊富に交えた解説書は、貴重な資料となることでしょう。
ゴールド・プラチナ・シルバーといった貴金属の知識、ブラシ仕上げやサンドブラストといった加工の違い、ダイヤモンドやそのほか宝石のカットの種類、ネックレスやピアスなど一連のシリーズとして作品を見せるときの考え方など、ジュエリーデザイナーには欠くことのできない実践的な知識を網羅しています。
解説だけにとどまらず、デザイン画を起こす方法や、色鉛筆やマーカーを使った完成画を描くテクニックも紹介しているのが本書の特徴です。宝石をさまざまにカットすることによる輝き、透明・不透明性などの効果をイラストで表現する力も身につきます。
本格的にジュエリー制作を学ぶ人にはもちろん、ハンドメイド作家やイラストを描く方々にも役立つ1冊です。

目次

はじめに

01　世投影図法とアクソノメトリック図法

02　光と金属の色

03　影とキアロスクーロ(明暗法)

04　古代ギリシャ

05　エナメル細工とテクニック

06　ビザデザイン美術と帝国

07　宝石とカットのデザイン画

08　中世

09　カボションカットの不透明な半貴石

10　ルネサンス

11　ダイヤモンドの特徴

12　17世紀とバロック

13　ダイヤモンド以外の宝石

14　18世紀スタイル

15　スペシャルカット

16　ナポレオン時代

17　宝石のセッティング

18　スクラブ(留め具)

19　アールヌーボーとベルエポック

20　チェーン

21　貴金属や宝石の代わりに使われる新素材

22　20世紀後半のスタイル

23　バリュール(セット)とドミ・パリュール(ハーフセット)

24サイズと人間工学

25メンズジュエリー

著者紹介

海外で発行されているジュエリー関係の書籍