18世紀にヨーロッパで流行した４つのドレスが自分で作れます。

流行の変遷に合わせて、「イングリッシュガウン」「サックガウン」「イタリアンガウン」「ラウンドガウン」と、順を追って紹介。どのドレスも、メインとなるペチコート＆ガウンの組み合わせから、スカーフ・エプロン・ミット・帽子などの小物まで、一連のプロジェクトとしてトータルで制作手順を紹介しています。

著者は、歴史衣装と靴の制作販売会社として海外で人気のある「American Duchess社」の創始者であり、当時の実在したドレスを深く研究しています。本書の中にも、流行の変遷が分かる資料をふんだんに盛り込んでおり、読むだけでも当時の衣装についての知識が深まる内容になっています。

ドレス好きはもちろん、マンガやイラストの資料として、コスプレのアイデアとして、ドール衣装の参考として、さまざまに活用していただける一冊です。

＜目次＞

読者の皆様
18 世紀のドレスを縫ってみたい！
型紙、グリッド、 それとも立体裁断？

自分にピッタリの原寸型紙を作る方法
はぎ合わせは18 世紀の証
第１章　歴史的なステッチの名前と縫い方

なみ縫い/返し縫い/半返し縫い/星止め/ナロー・ヘム

アップリケ・ステッチ/ギャザー寄せ/イングリッシュ・ステッチ…他
第２章　イングリッシュガウン（基本のドレス）
ベーシックなアンダーペチコート/ストマッカー（胸当て）/イングリッシュ・ガウン

フィシュー（薄いスカーフ）/エプロン/キャップ/長手袋/シンプルな麦わら帽子

イングリッシュ・ガウンの着こなし方
第３章　サックガウン（背面プリーツが特徴の豪華なドレス）
サイド・フープ/ペチコート/ピンキングの飾り！/サック・ストマッカ/ループのリボンの花飾り

サック・ガウン/リボン・チョーカー/オーガンザとレースのエプロン/オーガンザとレースのキャップ

オーガンザとレースの三重フリル・カフス/レース・タッカー

サック・ガウンの着こなし方
第４章　イタリアンガウン（詰め物が特徴の、プリントコットンのドレス）
クッション付きペチコート/シルク・ペチコート/イタリアン・ガウン/キャップ/ふっくらリボン

シルク・ブレーン・ハット/フリル・エプロン/ネック・タッカーとひじのフリル

イタリアン・ガウンの着こなし方
第５章　ラウンドガウン（ギリシャや東洋の影響がみられるナチュラルガウン）
アンダーペチコートと背中のパッド/ラウンド・ガウン/サッシュ/フリル付きV ネックのシュミゼット

シャツ風シュミゼット/「ビジェ・ルブラン」風ターバン・キャップ/リネンのターバン/キャロライン・ハット

ジャイアント・マフ/「日曜日のお出かけ用」レティキュール/「カエル」レティキュール

ラウンド・ガウンの着こなし方

トラブルシューティング　/付録（引用 作品引用 引用した現存ガウン 参考文献）

素材について　/手巻きふち縫い/謝辞・著者略歴/索引