楽しくマンガを作ろう! マンガ制作の“いろは”を徹底紹介!
現在、様々なマンガ技法書がありますが、多くのものが、「キャラの作画」を中心にした作画技法を紹介したもので、実際にはじめてマンガを描いてみようという初心者向けの「マンガ原稿の描き方」はほとんどありません。これは作画のデジタル化が普及しつつあるのが背景にあります。しかしながら、デジタル技法はまだまだ若年層にとっては「敷居が高いもの」です。また、デジタル技法も元々はアナログでなされていたものが基盤です。ですから、アナログでのマンガ制作を知っている方が、デジタルでも多くのものを画面づくりに生かすことができるのです。
本書は、絵を描くことの楽しさを導入とし、簡単な「お絵かき」がどのようにしたら「お話し」になり、さらに「ドラマにすることができるか?」という「マンガづくりの方法」を紹介します。モチーフとしては、現実的にも身近で、同時に作品としても伝統的に不滅、かつ多彩な展開のベースにも用いられる「学園マンガ」を基盤にします。この「学園マンガを描く」ことをベースに、ストーリーから作画、原稿のつくり方までを徹底紹介します。
【目次】
第1章 キャラの作画
顔の描き方
からだの描き方
服の描き方
動きを意識して描いてみよう
個性豊かな登場人物を描いてみよう
第2章 画面づくり
画面づくりを意識しよう
ワンシーンを描いてみよう
構図を意識してみよう
背景の作画
第3章 マンガのストーリーを作ってみよう
ストーリー構成ってなんだろう
話をつくる…描きたいものを見つけよう
コマ割りの実際から
ネームを切る実践
第4章 マンガ原稿を描いてみよう
作品づくりの基本のキホン
マンガ原稿と原稿用紙
原稿を描いてみよう