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ありのままに描く人物画 三澤寛志の油絵と水彩、その絵づくりのすべて

  • 著者:三澤寛志/編集:角丸つぶら

    ISBN:9784798617213

  • 出版年月日:2018/7/20

    判型・ページ数:ABワイド

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定価:¥2,640(税込)
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画家・三澤寛志の45年間にわたる「絵画との格闘」の記録!

油絵や水彩による人物画創作のほか、ピクシブでおなじみの人体講座、東方プロジェクトのファンアート制作など、人物・キャラクターを多岐にわたって描き続ける画家・三澤寛志の、代表的創作画業の多くを紹介する本邦初の画集である。信念として「人物をしっかり見て描く」姿勢を貫き通し、数々の珠玉の作品をつくり出してきた。
小学6年生のとき、ムリーリョ作『乞食の少年』に憧れて始めた油絵。その後、三澤寛志の45年間にわたる「絵画との格闘」の記録から、とくに絵を描く上で参考になりそうな油絵・水彩作品を中心に技法解説して、等身大の三澤寛志を紹介する。
また、多くの過去作品を理解していただくポイントにもなるので、クローズアップ、バストショット、全身の制作プロセスを、必要に応じて10例ほど掲載している。
作品はできるだけ時系列に紹介しているが、技法書としての役割から、制作環境やテーマの設定などを考慮。大きな物語、小さな物語を交えた章立てになっている。

 

●第1章 「ものを見ること」との格闘、スタート
人物の中に形と色を探していこう
油絵の基本は地塗りの色から始まる…学生時代はニュートラルグレイだった
ものを「見て描く」のか、「見ずに描く」のか
同一の人物が画面に何人も登場
自然な光を演出する
光の角度を変化させる

●第2章 制作の実践、オープン
早描きで「顔」を描く
時間を掛けて「バストショット」を描く
早描きで「全身」を描く
コラム• 画材 油絵の準備…大作を描くために
コラム• 光とカゲを観察する
イスに座り、足を投げ出す人物を描く
コラム• 画材 水彩の準備…スケッチや習作、大きな作品からイラスト制作まで
大きな画面(P40 号)の実践プロセス

●第3章 舞台設定と大作の時代、フォーカス
空想の舞台に実在のモデルを配置して描く
光とカゲで「特別な何か」を引き立てる
輪郭線はあるのか、ないのか
赤か黒か、色を探っていく
見えないところは見えないように描く
短縮法で短く直して描く
質感表現の先に見えてくるもの
大作よ、さらば!…オーバーラップ表現は心象風景

●第4章 描きたいものを描くスタイルへ、ターニングポイント
「引き」から「寄り」へ
基本の「見て描く」に回帰
画面を斜めにしてみる
白とピンクに彩られた『MILK TEA』の記録
コラム• 白い服の繊細なシワの質感を表現
赤と白のコントラストを効かせる
カラフル…塗り方と質感表現
腕と脚に着目する
細部の表現に磨きを掛ける
あらためてポーズを考える

●第5章 人物を象徴化して描く、エボリューション
絵を描く少女pixiv たんの連作
連作その(2) の制作プロセス
油彩によるpixiv たん
表現は多様な活動へと発展
鉛筆によるエスキース…描き下ろし油絵のための準備
三澤 寛志年表

 

若い頃から今に至るまで、予備校、絵画教室、専門学校で指導してきた経験を生かして、アートとイラストの垣根を超えて、創作の可能性をますます広げていく三澤寛志の絵をぜひ見て欲しい。

 

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