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観察デッサンの基本 質感、空間、構造をとらえるテクニック

  • 著者:八木秀人 / 編集:角丸つぶら

    ISBN:9784798633190

  • 出版年月日:2023/10/3

    判型・ページ数:B5変

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定価:¥2,310(税込)
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描き続けることが楽しくなります。「見極める力」を養うデッサンの練習をしましょう!

デッサンは人との対話に似ています。初対面の人と、その外見だけを見て会話をしても、うまくいかないことが多いです。少しずつ相手の中身を理解できれば、好みやユニークな性格を引き出すきっかけになり、関係を深めていくチャンスができるかもしれません。

デッサンも同じです。単に見えたものを描くだけでなく、中身を観察して理解できたら、本物に近づく第一歩になります。

モノを描いていく場合、離れて全体をながめるだけでなく、近寄って細部を見たり触れてみるのも効果的です。角度を変えて確認するだけでなく、できる限り単純化したり分解したりして構造を探ると、デッサンのヒントが見つかります。いろんな方法で理解した手がかりをたどって描きながら、モノを見極めていきましょう。

 

そのためには、観察から始めましょう!

モノを見極める姿勢とは、客観的に観察する取り組みです。最初は1つのリンゴやキクの花など、身の回りにあるモノや興味があるモノから描きましょう。自分の好きなモノを観察して描くことに没入し、楽しくデッサン力を身につけましょう。

 

●著者紹介
八木 秀人( やぎ ひでと)
アートディレクター/アーティスト
1975 年 埼玉県所沢市生まれ
2001 年 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業
2001 年 株式会社マッキャンエリクソン入社
2006 年 株式会社電通( 現 株式会社電通グループ) 入社
2018 年6 月 Hand Inc. 設立

 

  • 本書の5つの章は、観察を通した新しい気づきを得るためのガイドです。

 

モノを見極める技術

◆第1章… リンゴの観察から始めよう

一年中手に入りやすい果物のリンゴをテーマに、見る力や考える力の第一歩を身につけ、さまざまな野菜・果物に展開します。

 

画材をさらに使いこなす技術

◆第2章… 紙を楽しく観察して描こう

身の回りにある紙を描いて、鉛筆などのデッサン用具の使い方や美しいタッチ

のつけ方などに慣れ、工業製品の特徴を知りましょう。

 

規則性に気づく技術

◆第3章… キクは観察するほど美しく描ける

キクの花もリンゴと同じ出っ張りとへこみで描けます。さまざまな植物から自然の中の美のパターンを発見しましょう。

 

仕組みや関連を考える技術

◆第4章… サザエの観察は人体表現につながる

サザエを分析し、構造を考えるクセをつけましょう。らせんをヒントに貝と耳の共通点を見出して、「人体はニガテだな」というイメージを取り除きます。

 

絵を見てくれる相手に伝える技術

◆第5章… 大切な人を観察して描こう

手のデッサンから気軽に取り組み、メッセージを伝える表現につなげます。写真を利用した肖像スケッチで、表情や個性、気持ちを伝えていきましょう。

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