水彩画 美しい影と光のテクニック 色の作り方・マスキング・にじみの生かし方がわかる
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著者:玉神輝美
ISBN:9784798616643
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出版年月日:2018/3/30
判型・ページ数:B5変
水彩で絵を描くとき大切なのは、デッサン力と同様に「色彩力」をつけることです。そのためにはまず三原色の色味を理解する必要があります。三つの色をどのように混ぜると鮮やかな色味になるのか、または濁るのか、色味を含んだ美しいグレートーンの作り方、ニュアンスのある茶色やこげ茶の作り方について、学んでいきましょう。特にグレートーンは、著者の幻想的な作風を表すために欠かせないものです。陰影の色味を意識せずに描いた作品と比べると、思いもよらない美しい影の色に驚かされます。これから水彩画を始めたい人や、もっと個性を表現したい人にとって、色彩の幅を増やす助けになる一冊です。
本書では、水彩の持つ美しいグラデーションを最大限に生かすため、マスキングインクを多く使います。枝葉や水面などを緻密にマスキングして上からグラデーションをかけることで、美しい切り絵のような作品が出来上がります。さらに、筆のタッチを組み合わせることで、透明感のある画風で仕上げる方法も同時に紹介します。ほかにも、にじみを作品に生かす方法、地面やレンガの質感を表す方法など、人気の作家が水彩画の手法を惜しみなく公開していきます!
目次
はじめに
第1章 道具と下絵作り
絵の具について
紙と筆について
絵の具を溶く
そのほかの道具
水張りの手順
イメージを絵にする
転写して下絵を作る
Q &A 道具編
第2章 マスキングと筆使い
マスキングインクの扱い方
グラデーションをかける
マスキングをぼかす
マスキングを重ねる
筆のタッチを練習する
筆のタッチを作品に生かす
Q &A マスキング編
第3章 色の作り方をマスター
三原色を理解しよう
混色でにごりを作る
美しいグレーや茶色を作る
影の色を考える
Q &A 色使い編
第4章 さまざまな水彩技法
自分のスタイルを見付けよう
色を消す方法
晴れの日と曇りの日を描き分ける
バックランを作品に生かす
さまざまな表現方法
Q &A テクニック編
第5章 作品を仕上げる
Lesson1 マスキングとグラデーション
水辺の風景 〜朝
Lesson2 マスキングとグラデーション
林と建物を描く
Lesson3 影の色使いをマスター
自転車と花に覆われた白壁
Lesson4 補色を作品に生かす
樹木と草原
Lesson5 美しいグレートーン
水辺に浮かぶ舟
Lesson6 懐かしさを表す色彩とかすれ
古い石畳とレンガの建物
Lesson7 虹と霧の表現方法
虹のかかった湖と森
Lesson8 模様をマスキングで重ねる
水中の熱帯魚
第6章 ギャラリー
おわりに
著者紹介
下絵集